研究概要 |
昨年度の性能試験の結果に基づき開発されたシステムの改良を行った.また、改良されたシステムの性能試験を行った. (1)対象との接触による切削工具の歪み補正方法の改良 切削工具の材料特性に応じた補正係数を組み込んだ (2)クランパ(押さえ金)による歪み クランプ圧と設置位置・および加工の際の加工対象のずれの関係に基づき、補正係数を算出、これを適用した. (3)切削工具との接触による歪み 加工対象と切削工具との接触による加工対象の歪みの補正係数を利用して加工軌道を修正するサブシステムを組み込んだ. (4)対象との接触による切削工具の歪み 切削工具が小さい場合,工具自身の歪みも生じ,加工結果の誤差要因となる.初年度は少数の加工対象について,加工対象との接触による切削工具の歪み,およびその影響の補正係数を算出、これを適用した. (5)加工速度による誤差の計測 同じ対象物でも加工速度によって誤差が異なる.最適な加工速度でない場合,誤差がどのように変化するかを係数化し,加工速度を自動調整できるようにした. (6)機械加工以外への利用 人体のような柔軟体への適用実験をおこなった. ロボットの歩行センサーへの適用実験を行った。
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