研究概要 |
昨年度に引き続き,モデリング・シミュレーション技術と最適化手法を結合した新たな最適化の枠組である統合型最適化手法の構築と性能検証,およびサーフェスモータ設計への応用に関する検討を行い,以下の成果を得た。 (1)関数近似手法(モデリング)として,RBF(Radial Basis Function)を用い,最適化手法としてPSO(Particle Swarm Optimization)を用いる統合型最適化手法を構築した。構築した統合型最適化手法の性能を典型的なベンチマーク問題を用いた数値実験により検証した。 (2)上記の統合型最適化手法において,RBF(Radial Basis Function)による応答曲面の更新のために必要となるサンプル点配置および追加方法を新たに構築した。構築したサンプル点配置および追加方法の性能を典型的なベンチマーク問題を用いた数値実験により検証した。 (3)統合型最適化手法を多目的最適化問題へ拡張し,RBFとPSOを用いた多目的統合型最適化手法を構築した。構築した多目的統合型最適化手法の性能を典型的なベンチマーク問題を用いた数値実験により検証した。 (4)RBFとPSOを用いた多目的統合型最適化手法と,有限要素法を用いた電磁界解析シミュレータを結合させることで,サーフェスモータの固定子形状最適化が実現できることを検証した。
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