研究概要 |
(1)点検レベルを考慮したメンテナンスとマネジメントの概念の提案 平成19年度で検討した概念について見直しを行い,点検レベルを考慮した概念として提案した. (2)非破壊試験による鉄筋腐食劣化の評価法と劣化進行モデルの拡張 平成19年度に続いて継続的に,実橋梁においてモニタリングを行い,マクロセルなど実橋梁における複雑な劣化状況の実態把握とそのメカニズムの解明を行い,そのモデル化を構築した. (3)点検レベルに対応した塩害劣化コンクリート橋の信頼性評価手法の実用化検討 平成19年度で構築した信頼性評価手法の検証を行い,実用化の検討を実施した.またせん断破壊機構を考慮した安全性評価手法について検討,提案した. (4)点検レベルに対応した塩害劣化コンクリート橋の健全度評点法の実用化検討 平成19年度で構築した健全度評点法の検証を行い,点検レベル・評価レベルを考慮した各手法の位置づけの検討を行い,実用化の検討を実施した. (5)アンケート調査に基づく塩害劣化コンクリート橋の簡易診断手法の実用化検討 橋梁管理者に対するアンケート調査に基づく簡易診断手法の検証を行い,他の簡易手法や詳細評価法との対応関係ついて検証し,実用化の検討を実施した. (6)塩害劣化RC橋における連続繊維シート補強工法の補強効果解析手法の検討 連続繊維シート補強工法の実橋における補強解析を確立するため,寸法効果を考慮した供試体実験を実施し,解析手法を検討した.
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