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2007 年度 実績報告書

デジタル街路網モデルに基づく詳細な水害対応シミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 19560511
研究機関京都大学

研究代表者

堀 智晴  京都大学, 防災研究所, 教授 (20190225)

キーワード水害 / 避難 / 洪水 / シミュレーション / 防災 / ソフト対策 / 情報伝達 / リスクマネジメント
研究概要

本年度は、研究計画の初年度として、年度前半は今後3ヵ年で開発するシステムの仕様について検討を進め、後半には、検討した仕様を元にデジタル避難行動場モデルの具体的開発に着手した。
具体的には、まず、避難行動場表現のための空間データ・マニピュレーション・ツールを構成する主要要素の開発を行った。シミュレーションシステムの汎用性を高めるため、避難行動場モデルの構築に使用するデータは基本的に市販されているものを使用することにし、道路網や街区等の地物を最も詳細にデータ化している空間データ基盤2500のデータを中心にしてターゲットとなる領域に必要な街路や地物データを切り出すとともに、浸水深など座標系の異なるデータと重ね合わせる機能を持つソフトウエアを開発した。
次いで、上記で切り出した対象場のデータをもとに、コンピュータ上に街路ネットワーク、避難場所、氾濫水の状況を一体的に再現するデジタル避難行動場モデルの設計に着手した。ここで重要なことは、次年度に検討する避難行動エージェントモデルが、街路の接続状況や冠水状況を高速に取り出し、自らの経路選択等に反映させることができるようにすることである。そこで、街路の接続状況を高速に把握することを可能にするため、データファイルの段階では番号で区別されていた街路区間や交差点を、コンピュータメモリ上にオブジェクトとして表現するとともに、これらの接続状況を街路番号や交差点番号を用いることなく、コンピュータメモリ上のアドレスを用いて高速に参照できる機能を持つソフトウエアをコーディングした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Flood Evacuation Simulation System Based on Digital Modelling of Street Network Considering Distributing Process of Information2008

    • 著者名/発表者名
      Hori, T.
    • 雑誌名

      Proc. of Water Down Under 2008

      ページ: 2232-2240

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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