• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

地名案内情報を記載した地図と案内標識との併用による道路網の案内誘導効果

研究課題

研究課題/領域番号 19560537
研究機関九州大学

研究代表者

外井 哲志  九州大学, 工学研究院, 准教授 (20201650)

キーワード案内標識 / 地図 / 道路網 / シミュレーター
研究概要

本研究では、道路案内誘導システムの構築の前段階として、解決すべき案内標識の問題点を抽出したうえで、地図と案内標識のみで目的地への到達性を高める「地図-案内標識の体系」を提案し、その有効性を検証することを目的とする。このため、計画に基づき平成19年度は以下の研究を行った。(1)解決すべき案内標識の問題点の抽出と課題解決方法の考察:a)単路部における交差点名案の充実と、b)交差点流入部における目標地名表示内容の適正化と交差点名表記の2点が、現状において案内体系上解決すべき課題であることが明らかとなった。そこで、課題a)、b)に関し、それぞれA)主要な交差点に名称を付けその交差点名を標記し、単路部にはその交差点名の案内を行う、B)不案内の利用者が標識に現れる案内地名を出発前に知ることができるよう標識情報が記載された地図を作成した。(2)識情報を記載した地図の作成:次のような地図を準備し、運転者がそれらを出発前に見て、予定経路上の地名案内状況を知りえた場合に、標識の案内誘導効果が向上するか否かを検討し、対象地域を設定したうえで、次の2種類の地図を作成した。1)地名案内標識に表示された地名の地理的な位置のみを記載した地図2)地名案内標識に表示された地名を交差点進入路の方向別に記載した地図(3)実験計画の立案:対象道路網に適用した具体的な実験ケースを設定した。この際、具体的なケース設定は、実験計画法を用いて要因配置を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 道路案内標識とカーナビゲーションの機能連携に関する考察2007

    • 著者名/発表者名
      外井 哲志, 大塚 康司, 梶田 佳孝
    • 雑誌名

      IATSS Review(国際交通安全学会誌)

      ページ: 67-75

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 交差点名を用いた道路案内標識の案内効果に関する実験的研究2007

    • 著者名/発表者名
      外井 哲志, 大塚 康司, 有北 和哉
    • 雑誌名

      土木学会論文集D Vol.63-4

      ページ: 454-463

    • 査読あり
  • [学会発表] アイマークレコーダーを用いた道路案内標識とカーナビゲーションシステムの連携効果の評価2008

    • 著者名/発表者名
      森下 翔吾, 外井 哲志, 大塚 康司
    • 学会等名
      土木学会西部支部研究発表会
    • 発表場所
      長崎大学
    • 年月日
      2008-03-05

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi