超高強度コンクリートの平滑なひび割れ面が柱部材の復元力特性に及ぼす影響

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19560564
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 建築構造・材料
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 篠原 保二 東京工業大学, 応用セラミックス研究所, 准教授 (50196408)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 超高強度コンクリート / ひび割れ面性状 / せん断伝達特性 / 復元力特性

研究概要

圧縮強度が100N/mm^2を超える超高強度コンクリートは粗骨材を貫通するひび割れが発生し,ひび割れ面は平滑になり,ひび割れ間のせん断力伝達能力が低下する。本研究では,超高強度コンクリート柱部材のせん断力-部材角履歴曲線の非対称性に関して,ひび割れ面の挙動とせん断伝達特性に基づいて,その現象のメカニズムを実験的,解析的に明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 超高強度コンクリートの平滑なひび割れ面が柱部材の復元力特性に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 久保田透, 篠原保二, 林靜雄
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 Vol.30, No.3 ページ: 607-612
  • 査読あり
• [雑誌論文] 鉄筋コンクリート柱のせん断ひび割れ幅制御によるせん断力の評価に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大浜設志, 中村佳史, 篠原保二, 林靜雄
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 Vol.30, No.3 ページ: 157-162
  • 査読あり
• [雑誌論文] Improvement of Durability of RC column by Transverse Prestressing , Durability of Building Materials & Components 11, A. Nil Turkeri, at al (2008)
  • 著者名/発表者名: Y. Shinohara
  • 雑誌名: Cenkler Matbaac-l-k Tic. Ltd ページ: 379-387
  • 査読あり
• [雑誌論文] 鉄筋コンクリートのせん断ひび割れ面における応力伝達機構 (2007)
  • 著者名/発表者名: 篠原保二
  • 雑誌名: 日本建築学会構造系論文集 No.620 ページ: 109-116
  • 査読あり
• [雑誌論文] 超高強度コンクリート部材の平滑なひび割れ面におけるせん断伝達メカニズム (2007)
  • 著者名/発表者名: 篠原保二, 齊藤弘幸, 林靜雄
  • 雑誌名: 日本建築学会構造系論文集 No.618 ページ: 183-190
  • 査読あり
• [雑誌論文] 軸力を変動要因としたRC柱の損傷過程におけるせん断力の評価に関する実験研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大浜設志, 矢野秀樹, 林靜雄, 篠原保二
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 Vol.29,No.3 ページ: 163-168
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effects of transverse prestressing on shear and bond behaviors of R/C columns,Fracture Mechanics of Concrete and Concrete Structures - Design, Assessment and Retrofitting of RC Structures - Carpinteri, at al (2007)
  • 著者名/発表者名: Y. Shinohara and H. Watanabe
  • 雑誌名: Taylor & Francis ページ: 919-927
  • 査読あり
• [学会発表] Effect of Transverse Prestressing on Shear Behaviors of High-Strength Concrete Columns (2008)
  • 著者名/発表者名: Y. Shinohara
  • 学会等名: 14th World Conference on Earthquake Engineering
  • 発表場所: Beijing
  • 年月日: 2008-10-13
• [学会発表] 超高強度コンクリート柱のせん断ひび割れ挙動 (2008)
  • 著者名/発表者名: 篠原保二, 久保田透, 林靜雄
  • 学会等名: 日本建築学会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [学会発表] 鉄筋コンクリート柱のせん断ひび割れ幅制御による許容できる入力せん断力の評価に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 原彰吾, 大浜設志, 篠原保二, 林靜雄
  • 学会等名: 日本建築学会
  • 発表場所: 広島大学
  • 年月日: 2008-09-18
• [学会発表] Effect of Active Confinement on Shear Crack Behaviors of High-Strength Concrete Columns Prestressed Laterally (2008)
  • 著者名/発表者名: Y. Shinohara
  • 学会等名: Fifth International Conference on Urban Earthquake Engineering
  • 発表場所: Tokyo
  • 年月日: 2008-03-04
• [図書] 丸善株式会社,コンクリート系構造の部材解析モデルと設計への応用 (2008)
  • 総ページ数: 161-172
  • 出版者: 日本建築学会編集