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2008 年度 実績報告書

居住者の地震時における総合的安全性からみた床仕上げシステムの評価方法

研究課題

研究課題/領域番号 19560565
研究機関東京工業大学

研究代表者

横山 裕  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (00231689)

キーワード建築構造・材料 / 床仕上げ / 耐震性 / 什器,備品 / 床固定 / 評価方法 / 振動台 / 簡易入力波
研究概要

本研究は、床の下地表層部から什器,備品などまで全体を床仕上げシステムとしてとらえ、地震時におけるシステムの安全性を総合的に評価できる枠組みを確立するとともに、より安全なシステムを具現するための有効な資料を提示することを目的とする。具体的には、対象とする床仕上げシステムの試験体を比較的小規模な振動実験により所定の入力波で加振し、その時の挙動を測定することにより安全性を評価できる、簡便な試験方法を確立する。さらに、什器,備品の固定方法などとシステムの挙動との関係を詳細に検討し、これらの要因が安全性に与える影響について体系的に整理することにより、より安全な床仕上げシステムの開発,設計,施工に活用できる有効な資料を提示する。
平成20年度は、前年度までに得られた知見を参考に、地震波の短周期成分から加速度振幅の大きい数波を抽出,単純化する方法で耐震性評価のための簡易入力波を設定し、その妥当性を確認した。具体的には、種々の材料,構法の床仕上げシステム試験体を作成し、振動台を用いて、代表的ないくつかの実地震波を入力した場合と、仮に設定した簡易入力波を入力した場合の試験体の挙動を比較する実験を試行錯誤的に繰り返すことにより、妥当な簡易入力波を設定した。続いて、設定した簡易入力波を用いて、床仕上げの材料,構法や什器,備品の固定方法などを種々変化させた床仕上げシステムの耐震性を測定,評価し、これらの要因が耐震性に与える影響を体系的に整理した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 3方向加振時と水平1方向加振時のフリーアクセスフロアの挙動の比較, フリーアクセスフロアの耐震性の簡易評価方法に関する基礎的研究2008

    • 著者名/発表者名
      横山 裕, 横井 健, 古田 泰
    • 雑誌名

      日本建築学会技術報告集 第14巻

      ページ: 405-410

    • 査読あり
  • [学会発表] 床仕上げの耐震性の評価方法に関する基礎的研究, 家具の転倒メカニズムの把握と簡易入力波設定の可能性に関する実験的検討2008

    • 著者名/発表者名
      横山 裕, 田村大地, 吉田 泰
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2008-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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