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2007 年度 実績報告書

建築仕上材の分光日射反射特性および放射率の測定とデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 19560596
研究機関九州大学

研究代表者

林 徹夫  九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (40150502)

研究分担者 野村 幸司  九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (20311855)
伊藤 一秀  九州大学, 総合理工学研究院, 准教授 (20329220)
キーワード建築学 / 建築環境・設備 / 熱環境
研究概要

自記分光光度計(日立U-3500、試料入射角は10度、測定波長範囲240〜2600nm、60φ積分球を付設)を用いて、アクリルおよびウレタン樹脂系の外装塗料80製品の分光反射特性を測定した。測定結果から、JIS R3106-1998に準拠した日射反射率を算出すると共に、可視域および近赤外域の日射反射特性についても解析した。その結果、・色が明るい試料は、日射分光分布によって可視光反射率に差が生じる。・実際の日射には天空成分も含まれるため、JIS C8911、の全天日射モデルが実態に近い。・市販の一般的外装材の全波長域での日射熱取得の算定は、従来通り波長帯を区分する必要はなく簡易的に扱ってよい。・波長別(可視および近赤外)の熱取得は、日射熱取得総量からは算出できない。波長別の日射データおよび材料の吸収率(反射率)が必要である。
等の結論を得た。そこで、JIS R3106規定の日射量モデルは晴天時の条件のみだが、晴天は年間20%程度であり、天候の変化に応じた波長別日射量モデルの整備が必要と考え、全天日射量や天候をもとに、近赤外域を含めた波長別日射量を推定する手法を検討した。具体的には波長域350〜1050nmの分光日射の測定が可能な回折格子型分光放射計(英弘精機MS-700)および全天日射計(英弘精機MS-402)による天候別日射量測定結果から、全天日射量の無次元数である晴天指数をパラメーターとした、任意の日時・天候における可視および近赤外域日射量の推定式(領域別日射量の推定式)を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 建築材料の放射特性に関する研究その1外装塗料の分光反射特性2008

    • 著者名/発表者名
      ディップ キムサン, 林 徹夫
    • 雑誌名

      日本建築学会九州支部研究報告 第47号

      ページ: 181-184

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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