研究概要 |
1.健康福祉用マイクロ・ナノバブル発生装置と計測システムを開発(サイズは1から10μm,発生量は,従来の10倍化(1機あたり毎分30l)した。 2.温泉水におけるマイクロ・ナノバブルの物理化学的特性を以下の項目として明らかにした。 (1)マイクロ・ナノバブルの発生頻度分布,上昇速度,寿命などの物理的性質. (2)マイクロ・ナノバブルの電位特性と液体の性質. (3)マイクロ・ナノバブルの発生に伴う液体の水素イオン濃度特性,酸化還元電位,気体吸収効率,溶解機構などの化学的性質等. 3.マイクロ・ナノバブルの人体効果に関する実験を行い、マイクロ・ナノバブルの人体効果を,血流,体表面温度,などに関する計測装置を用いて計測した.また,通常の水道水と温泉水での効果の相異を明らかにした. (1)血流測定では,レーザー偏位型血流計を用いた.また,身体の箇所(頭部,顔,腕,足,指,腹部,大腿部など)において,血流促進効果および持続効果を明らかにした. (2)体表面温度においては,赤外線カメラを用い、上記の血流促進と同時に,この温度計測を行った. (3)温泉水マイクロ・ナノバブルの人体生理活性効果のメカニズムを考察・究明した.健康・福祉における骨粗鬆症予防対策としてのマイクロバブルの効能測定の必要性から骨密度測定装置を必要とした。 4.俵山・昼神温泉客・地元関係者に対するアンケート・ヒアリング調査および温泉街の振興状況の分析を元に、温泉街振興モデルを考察した。
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