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2008 年度 研究成果報告書

マイクロナノバブル技術による健康・福祉を基本とした温泉街振興システムの開発と評価

研究課題

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研究課題/領域番号 19560604
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築環境・設備
研究機関徳山工業高等専門学校

研究代表者

熊野 稔  徳山工業高等専門学校, 土木建築工学科, 准教授 (80153352)

連携研究者 大成 博文  徳山工業高等専門学校, 土木建築工学科, 教授 (30045041)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワードマイクロナノバブル / 健康 / 福祉 / 温泉街振興システム
研究概要

1、マイクロバブル(以下MB)を温泉に入れると人体の毛細血管の血流促進等の生理活性効果があり、また、MB 風呂における温泉入浴効果は、水道水MB 風呂よりも優れており、総じて、MB の知覚神経刺激効果に加えて、温泉水が本来の効果をより引き出すことを実現していることが注目される。こうした19 年度までの研究成果をもとに、20 年度はMB による温泉街振興モデルを温泉街復興に当てはめて活性化策を検討して提示した。
2、長門市俵山温泉水・長野県阿智村昼神温泉水でのMB導入による血流促進が認められた。長野県昼神温泉の村営温泉施設にMB を取り付けており、現場で実験をした。サーモグラフィーを用いてMB 入りの温泉とMB 無しの温泉の保温効果や血流促進等を比較実験して計測し、MB(20 分)入浴により、通常の入浴(20 分)に比べて約1時間の持続した保温効果が被験者2名とも認められた。足のマッサージによる足裏の直接的な保温効果は少ないものの、マッサージ後のMB(10 分)入浴を併用することにより、持続した保温効果が認められた。MB 温泉の方が約1時間は保温効果があることを明らかにした。唾液アミラーゼによるストレス軽減効果は、個人差は判別できるもののMB の顕著な効果はデータ数値からではわからなかった。
3、山口県長門市俵山温泉・長野県阿智村昼神温泉の客・地元関係者に対するアンケート・ヒアリング調査および温泉街の振興状況の分析を行い、その常連において,各種の身体的改善効果とともに,精神的にも積極的な改善効果が現われていることが明らかとなった。
4、MB の実験成果を活かし、全国の健康福祉を活用した温泉街の先進事例を調査して、(1)人間ドッグ型、(2)湯治型、(3)健康づくり型、(4)旅館デイサービス型、(5)温泉病院療養型に類型してそのシステムにMB 装置を活用するフローチャート等を作成し、温泉街振興モデルを提示した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] 山口県俵山温泉 産学連携の取り組みによる温泉街活性化2007

    • 著者名/発表者名
      熊野稔
    • 雑誌名

      地域づくり 通巻213 号

      ページ: 0

  • [学会発表] 健康温泉地としての地域ブランドを目指して…昼神温泉2009

    • 著者名/発表者名
      熊野稔(徳山高専)、大成博文、和田清(岐阜高専)
    • 学会等名
      日本高専学会阿智村・マイクロバブルセミナー実行委員会
    • 発表場所
      阿智村コミュニテイ館
    • 年月日
      2009-02-27
  • [学会発表] 温泉振興の街づくりとマイクロ・ナノバブル技術2008

    • 著者名/発表者名
      熊野稔(徳山高専)
    • 学会等名
      日本高専学会ブレークスルー技術研究所主催;第3 回マイクロ・ナノバブル技術基礎セミナー
    • 発表場所
      阿智村観光センター
    • 年月日
      2008-08-27
  • [学会発表] マイクロ・ナノバブル技術の開発研究の目2008

    • 著者名/発表者名
      大成博文(徳山高専)
    • 学会等名
      日本高専学会ブレークスルー技術研究所主催;第3 回マイクロ・ナノバブル技術基礎セミナー
    • 発表場所
      阿智村観光センター
    • 年月日
      2008-08-27
  • [学会発表] マイクロ・ナノバブル技術の基礎(1)2008

    • 著者名/発表者名
      大成博文(徳山高専)
    • 学会等名
      日本高専学会ブレークスルー技術研究所主催;第3 回マイクロ・ナノバブル技術基礎セミナー
    • 発表場所
      阿智村観光センター
    • 年月日
      2008-08-26
  • [学会発表] マイクロ・ナノバブル技術の基礎(2)2008

    • 著者名/発表者名
      大成博文(徳山高専)
    • 学会等名
      日本高専学会ブレークスルー技術研究所主催;第3 回マイクロ・ナノバブル技術基礎セミナー
    • 発表場所
      阿智村観光センター
    • 年月日
      2008-08-26
  • [学会発表] マイクロバブルの知覚神経刺激と入浴効果2007

    • 著者名/発表者名
      大成博文(徳山高専)・熊野稔(徳山高専)・大成博音(山口大)
    • 学会等名
      日本温泉地域学会
    • 発表場所
      山形市蔵王体育館
    • 年月日
      2007-07-03

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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