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2007 年度 実績報告書

広告景観改良のための屋外広告設計指針策定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560607
研究機関筑波大学

研究代表者

西川 潔  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80114114)

研究分担者 山本 早里  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (90300029)
柳瀬 徹夫  広島国際大学, 人間環境学部, 教授 (30072549)
井上 征矢  筑波技術大学, 産業技術学部, 助教 (80389717)
金 尚泰  筑波大学, 大学院・図書館情報メディア研究科, 講師 (30400659)
キーワード都市計画・建築計画 / 国土整備 / 環境調和型都市基盤整備・建築 / 屋外広告
研究概要

本研究の最終的な目的は、屋外広告物が多数を占めるわが国の街路景観の改良にある。諸外国の制度や実態を参考にし、日本の街路景観に相応しい屋外広告物のコントロール方法を探求する。そのため、平成19年度は国内外の都市の広告景観の現地調査を行い、さらにこれまでに得た収集資料を追加して、広告景観の特徴を整理した。
調査地は国外はミュンヘン(ドイツ)のマキシミリアン通り、チューリッヒ(スイス)のバーンホフ通り他、国内では巣鴨の地蔵通り、銀座の銀座通り、京都の御池通り、奈良県今井町である。これらに既存の収集資料を追加し、以下のような通りの属性と屋外広告の属性との両面から整理を試み、類型化を試みた。通りの属性:商業街/ビジネス街、都市における位置、歴史、建物の高さと密度、スカイラインの揃い、建物の規模、道幅、街路樹の有無、電柱の有無である。
広告の属性:広告の位置(屋上/壁付/突出・通り・建築からの突出の有無、通りとの角度)、恒久/一時的、形(チャンネル文字、ボックス型、パネル型、バナー、日よけなど)、表示の変化、広告内容(自家広告、一般広告)、照明の種類、大きさ、掲出高さである。
通りと広告、2つの属性をクロスさせ、広告景観の特徴を整理しているが、2つの属性それぞれが多岐にわたり、まだ整理は完全には終わっていない。しかし、次年度に続く、広告の位置や色彩、大きさなどの要素をどのように変化させれば広告景観が好ましくなるかについての仮説の手ごたえは十分に得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] サインにおけるカラーユニバーサルデザイン-各国の指針と事例を通じて-2008

    • 著者名/発表者名
      山本早里
    • 雑誌名

      日本色彩学会誌 32(1)

      ページ: 25-30

  • [雑誌論文] ローマ市の屋外広告から古代マイルストーンまで2007

    • 著者名/発表者名
      西川潔
    • 雑誌名

      SIGNS IN JAPAN 125

      ページ: 44-49

  • [雑誌論文] ウイーン市と屋外広告2007

    • 著者名/発表者名
      西川潔
    • 雑誌名

      SIGNS IN JAPAN 124

      ページ: 38-43

  • [学会発表] 屋外広告コントロールに関する研究-シンガポール・香港・清渓川周辺の商業地域を中心として-2007

    • 著者名/発表者名
      Lee Eunjin, 山本早里, 西川潔
    • 学会等名
      デザイン学研究
    • 発表場所
      浜松
    • 年月日
      2007-06-23

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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