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2008 年度 実績報告書

広告景観改良のための屋外広告設計指針策定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560607
研究機関筑波大学

研究代表者

西川 潔  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (80114114)

研究分担者 山本 早里  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (90300029)
キーワード都市計画・建築計画 / 国土整備 / 環境調和型都市基盤整備・建築 / 屋外広告
研究概要

本研究の最終的な目標は、屋外広告物が多数を占めるわが国の街路景観の改良である。諸外国の制度や実体を参考にし、日本の街路景観に相応しい屋外広告のコントロール方法を探る。本研究では、屋外広告を含んだ街路景観を広告景観と捉え、その景観上の美しさと、屋外広告が持つ機能面との二つの側面の要求を満たす、屋外広告の要件を明らかにする。
平成20年度は、平成19年度に引き続き、わが国および諸外国における典型的な商業街路について、広告の属性と通りの属性を把握し、分類した。対象とした通りは国内13箇所、国外10箇所である。これらの広告景観類型化の結果から、地域の特性に関わらず、広告景観の質的向上が望める要素・方策を抽出し、以下の7点にまとめた。
1.野立広告物、あるいは自立型広告物の大きさや形状を整え、掲出の高さにも一定の基準を策定する。2.屋上広告の掲出はいかなる都市や街においても原則的に禁止する。3.店を象徴する創意に富んだ、小型の看板(国外広告物)を、低く掲出することを推奨する。4.ポスター掲出装置を考案し、屋外広告を収斂させる。5.非固定的でテンポラリーな形式の屋外広告の利用は慎重にする。6.日本の伝統的な街並みの屋外広告に学ぶ。7.ラッピング広告に必要なのはデザイン審査よりも数と量の規制である。
平成21年度はこれらの提言をシミュレーションなどを用いて個々に検証し、最終的なコントロール手法としてまとめる予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ミュンヘン市の広告景観2008

    • 著者名/発表者名
      西川潔・山本早里
    • 雑誌名

      SIGNS IN JAPAN 127

      ページ: 46-51

  • [雑誌論文] viscom2007視覚伝達国際トレードフェアとデュッセルドルフ/ケルンの屋外広告2008

    • 著者名/発表者名
      西川潔・山本早里
    • 雑誌名

      SIGNS IN JAPAN 126

      ページ: 46-51

  • [雑誌論文] デザイン戦略都市ソウルー広告景観ガイドラインー2008

    • 著者名/発表者名
      西川潔・LEE Eun-jin
    • 雑誌名

      SIGNS IN JAPAN 128

      ページ: 34-40

  • [雑誌論文] ソウル市屋外広告物ガイドラインー類型別ガイドラインー2008

    • 著者名/発表者名
      西川潔・LEE Eun-jin
    • 雑誌名

      SIGNS IN JAPAN 129

      ページ: 38-43

  • [学会発表] つくば市サインーサインガイドラインから実施デザインまで-2008

    • 著者名/発表者名
      山本早里
    • 学会等名
      アジア造形基礎学会
    • 発表場所
      台湾科学技術大学
    • 年月日
      2008-12-06

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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