研究課題/領域番号 |
19560619
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
川角 典弘 和歌山大学, システム工学部, 講師 (30252547)
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研究分担者 |
本間 里見 熊本大学, 大学教育機能開発総合センター, 准教授 (60284741)
小松 喜一郎 立命館大学, 理工学部, 講師 (30308340)
下川 雄一 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (90308586)
両角 光男 熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (50040449)
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キーワード | 情報システム / 都市計画・建築計画 / ネットワーク利用 / コラボレーション / CAD / CG / 地域アーカイブ / 遠隔地間協同作業 / 産学共同支援 |
研究概要 |
本研究は、高速ネットワークを活用してまちづくりが行われる地域の情報や問題をWeb上で共有しながら、地域活性化(イノベーション)を支援する協同設計支援環境とその作業スキームの確立を目指すもので、研究開始年度にあたる本年度は、敷地検討過程の作業モデル構築と設計支援システム環境のプロトタイプ開発を中心に以下の取り組みを行った。1.街づくり情報アーカイブ構築に向けた既存技術の試行と評価:フリーのWebアルバムサービスや既開発の画像イメージ管理ツールをもとに、検討対象となる当該敷地の現況はどのような理解され、どのように構造化された設計資料が役に立つかについて実験と評価を行った。2.ビデオ会議システムを利用した遠隔地間での敷地検討と現状理解の実験:熊本、金沢、滋賀、和歌山の各大学研究室をビデオ会議(skype)で結んだオンラインワークショップを複数回、実施してアイデア構造化ツールを用いた敷地検討作業を行った。3.開発対象地域の3次元CAD/CGモデルとデジタル地図の構築:当該敷地の概観のために、汎用3次元CAD/CGツールを用いてデジタル地域モデルを作成した。4.地域情報アーカイブシステムの構築:これらの検討および評価結果を踏まえ、敷地情報アーカイブAPEX/MAPの開発を行った。このシステムは、敷地に関する様々な資料(写真、スケッチ、コメント)を無償で利用できるGoogle Map上に表示し、なおかつ独自の検索表示やインタラクティブ・ナビゲーションを行うデータマネジメントシステムとして機能する。最後にAPEX/MAPシステムは既に研究室で独自に開発したビジュアルなアイコン表示による対話的デザインボードインターフェースを持つAPEX/VPBシステムと統合される。
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