研究課題
米国における若年層を取り巻く交流・滞留環境に関する調査を行った。昨年度のアジア調査(インドネシア、韓国、日本)と同様に、多くの若者が集う駅前の屋外広場、商業施設の屋外広場、商業施設の屋内広場、大学キャンパスなどの広場を選定した。調査対象地は、米国ユタ州ソルトレイクシティである。多くの若者が集う商業施設の屋外広場として「ゲートウェイ」の中央広場、また、大学キャンパスの広場として「ユタ大学学生ユニオン前広場」を選定した。対象地において12:00〜13:00および17:00-18:00各1時間を設定し、滞留している人に関する現地調査(滞留観察、複数箇所からのビデオ撮影)を行い、サンプルを収集、滞留している人及び複数人のグループを1単位として、図面上に位置とサンプルの属性、人数、姿勢、行為について記入し、同時に調査対象地全体を見渡せる位置2ヶ所からヒデオ撮影を行った。記録したビデオ画像を研究室に持ち帰ってモニターで確認し、得られたサンプル・データから、滞留者に関する情報を入力した。滞留者については、属性やその姿勢、行為等を記録し、滞留と歩行者の関係、滞留と空間構成の関係について考察を行った。滞留者サンプルをグループ別、個別サンプルデータに分けて集計した。日本における調査結果との比較を行い、滞留グループ数や滞留時間、頻度の多い滞留場所、形熊の特徴を比較し、構成手法に関する知見を得た。
すべて 2009 2008
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Urban Policy Studies, No. 2, Fukuoka Asian Urban Research Center
ページ: 17-29