| 研究課題/領域番号 |
19560628
|
|---|
| 研究機関 | 明海大学 |
|---|
研究代表者 |
中城 康彦 明海大学, 不動産学部, 教授 (30286009)
|
|---|
| 研究分担者 |
齊藤 広子 明海大学, 不動産学部, 教授 (10257529)
安藤 正雄 千葉大学, 工学部, 教授 (80110287)
秋山 哲一 東洋大学, 理工学部, 教授 (30111917)
三橋 博已 日本大学, 理工学部, 教授 (50059862)
|
|---|
| キーワード | 建築ストック時代 / プロパティマネジメント / 建築物の価値 / 不動産鑑定評価 / ハウジング / 住宅履歴 / 収益還元法 / 老朽化マンション |
|---|
| 研究概要 |
平成21年度は前年度までの成果を相互に検証して、建築物の増価に貢献するプロパティマネジメントについて体系化するとともに、関連領域への敷衍と具体化のための方法論について検討した。研究の成果を公表するために、研究代表者、研究分担者を中心として、論文を取りまとめた資料集を作成し、日本建築学会大会でパネルディスカッションを開催した。以上においてとりまとめた主な論点及び成果は次のとおりである。
○ 時間との関係から建築価値を高める
○ 所有と利用の関係から建築価値を高める
○ 建築の価値をあげるための建築社会システム
○ 建築物の空間的・時間的要素のマネジメント理念
○ 収益還元法を用いたストック活用事業の評価
○ 老朽化マンション再生におけるプロパティマネジメント体系化の枠組み
○ 地域のプロパティマネジメント資産生を担保するプロパティマネジメント
わが国では建築物の価値は新築時が最も高く、その後は確実に減価するものであると考えられていることに対し、3年間の研究の成果として、上記の観点より、建築物は時間とともに価値を高めることが可能であるだけでなく、今日その重要性が一層高まっていることを国海外の事例分析を通じて明らかにした。また、そのために求められる建築社会システムの変容について明らかにした。
|
