本年度は、前年度に引き続き(1)フィールド・ワーク、(2)文献・資料収集、(3)学会発表を鹿島学術振興財団の助成金も得つつ実施した。その他、(4)2008年11月から『新建築』誌上にて「フランスの現代都市デザインを巡る」と銘打ったルポルタージュを連載した。概要は以下の通り: (1)フィールド・ワーク: ・2009年6月(赤堀):パリ、クルヌーヴ; ・2009年8月(赤堀):レンヌ、サン・ジャック・ド・ラ・ランド、ブレスト、ブーローニュ・ビヤンクール、ラ・レユニオン(パリ); ・2009年12月(赤堀):パリ、ブーローニュ・ビヤンクール; (2)文献・資料収集: フランスでも同様の問題意識を持ち公刊されるものが数多いことを確認し購入した。とりわけ、ランドスケープ・アーキテクトが都市デザインに参画することが増え、これ伴ったモノグラフィが出版され始めていることが分かった。また、各地方都市の公共空間整備やインフラストラクチャーの分析した出版も多く、収集した。 (3)学会発表: 下記11[学会発表]に記すように、昨年度フィールド・ワークを実施したブーローニュ・ビランクール、デファンス、リール、リョン、パリの都市デザインを建築学会大会にて発表。 (4)雑誌発表: 下記11[雑誌論文]に記すように、リール、パリ、ナント、デファンス、ボルドーの都市デザインの実態を発表し、一般に知見を還元した。
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