研究課題
基盤研究(C)
郡是製糸株式会社が1932年までに展開した28箇所の分工場は、本社建設課で配置・構造・屋根材等が標準化され、短期間に多数の工場を建てることを可能にした。朝鮮での温突設置の女子寮舎の平屋建て、豪雪地帯での平板葺き等、地域性は考慮された。RC造は、1923年から世界恐慌までに操業した工場の大型の建物に採用されたが、恐慌以降は木造主体で建てられた。新設工場は、地元の誘致により鉄道駅付近の広い一等地に建設された。誘致条件に道路整備や水道敷設等のインフラの充実があげられ、地域の近代化も進展した。
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京都文教短期大学研究紀要 第48号
ページ: 44-53
京都文教短期大学研究紀要 第47号
ページ: 1-10