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2010 年度 実績報告書

北海道の近代以前における和人とアイヌ民族の建築活動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19560659
研究機関北海道開拓記念館

研究代表者

小林 孝二  北海道開拓記念館, 学芸部, 研究員 (80142090)

キーワード中世期 / 近世期 / アイヌ / チセ / 会所 / 運上屋 / 番屋 / 休所
研究概要

2010年度の調査研究実績の概要は、以下のとおりである。
(1)アイヌの建築文化変遷史の解明
2009年に刊行したアイヌの建築文化に関する研究成果を踏まえて、新たな発掘遺構事例の収集・分析、絵画資料の収集・分析。
(2)和人の建築活動の実態解明
近世期の和人による建築活動に関わる史料の収集整理を進め、和人の建築活動を示す史料として有力と考えられる巻子本(絵巻物)などの資料の複写・整理・分析。現存する近世期建築物の調査。
(3)アイヌ・和人の建築活動と本州文化・周辺国との関係史
本州文化との関連性の視点から、中世期の遺構調査を実施。
(4)研究成果のとりまとめ
平成19年から22年まで4カ年の研究成果のとりまとめを行った。本研究の成果については、別途研究成果報告書のとおりであるが、その概要を以下に述べる。
1,和人の建築活動に関する資料としては、特に近世期の場所・会所に係わる具体的資料の収集・整理分析に大きな成果を得た。これによって、従来、和人の建築活動については「和人地」の様相が語られる程度であったが、本研究によって年代は限定的であるものの「蝦夷地」における和人の具体的な建築活動の様相を把握することが出来た。
2,一方で、本研究の主題の一つである、和人とアイヌ民族の関係性の視点から見た建築活動については、前記の和人の建築活動へのアイヌ民族の関与・参画の事例は一部確認できるものの、具体的な事例については必ずしもその全容を確認することは出来なかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日高町に所在する飯田家住宅について2011

    • 著者名/発表者名
      小林孝二
    • 雑誌名

      北海道開拓記念館研究紀要

      巻: 第39号 ページ: 37-48

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公開日: 2012-07-19  

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