研究概要 |
磁場非反転スピン偏極材料、即ち反強磁性ハーフメタルは、将来的なスピントロニクス基盤材料として期待されている。本研究では、超高圧技術を駆使して遷移金属酸化物を中心に反強磁性ハーフメタルの物質探索を行った。その結果、Sr_2CuRe_<0.69-x>M_xCa_<0.31>O_6(M=W,Mo),Sr_<2-x>A_xCuRe_<0.69>Ca_<0.31>O_6(A=K,La),Ca_<1-x>Na_xCo_2O_4等の新規物質を合成することに成功した。現時点では反強磁性ハーフメタル特性は観測できていないが、今後の進展が期待される。
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