研究概要 |
押出し加工による穴付きリブを有する管を試作するための押出し加工機を設計し,製造を行った.この加工機は,2つのサーボモータを有しており,押出し速度を正確にコントロールするとともに,マンドレルの位置をも正確に制御することが可能である.そして,その管を製造するための押出加工部のダイスの設計を行い,ダイスの製造を行った. 以上の加工機とダイスを用いて,管を製造するための加工実験を行った.用いた材料は,A1050である.さらに,同じ条件においての数値シミュレーションを行い,総合的な検討を行った.その結果,この加工法の特徴を明らかにした. マンドレル先端の形状およびマンドレルとダイ間の距離が,この管を製造する時の重要なファクターとなることを明らかにし,押出し加工による穴付きリブを有する管の製造法が確立された. 来年度は,押出し加工において重要なファクターとなる押出し加工温度について,その温度を変化させ,実験と数値シミュレーションによって検討を加える.
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