尿素と塩化アルミニウム六水和物の熱分解により窒化アルミニウム(AlN)が生成する反応の詳細及びAlNが生成する直前の前駆体の物性、原材料のモル比がAlN生成に及ぼす効果を調べた。これらの結果より、AlN 前駆体中には多量のラジカルと斜方晶のフラーレン様結晶が存在していること明らかにした。また、このフラーレン様結晶とAlN 生成には相関があることがわかった。また、このAlN前駆体物質をAlNセラミックスの接合材に用いることにより、1000℃から接合が可能であり、1500℃で最高155MPaの剪断強度をもつ接合体を作製することができた。
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