研究課題
基盤研究(C)
Sr(NO3)2-H2O系の凝固過程をその場観察し、包晶形成の条件とメカニズムを生成速度の観点から明らかにした。包晶は高温で安定なα相が低温で安定なβ相に包まれた結晶組織であるが、どの温度でもα相は最初に析出し、β相はこれを核として晶出する。しかし一旦結晶が現れるとβ相の成長はα相よりはるかに速く、α相を包み込む。このように二相の核形成と成長速度に関する相反する性質が包晶形成の主な原因であると結論できる。
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Crystal Research and Technology 46
ページ: 37-40
Journal of Crystal Growth 311
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International Journal of Modern Physics B 23
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