分子篩機能付き光触媒および強力な水素結合応用リアクターの開発と評価

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19560773
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 触媒・資源化学プロセス
• 研究機関: 近畿大学
• 研究代表者: 橋本 圭司 近畿大学, 理工学部, シニアサイエンティスト (70425073)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 粘土 / 分子篩 / 光触媒 / Potassium zinc aluminum silicate hydroxide / 2-プロパノール / シクロヘキサノール / TiO_2 / 光酸化反応

研究概要

亜鉛含有する粘土鉱物を分子篩機能を有する薄膜の前駆体として用い、この薄膜を稀塩酸水溶液で部分的にZnを溶出することにより分子篩機能を持つ細孔を開けた。この細孔の分子篩機能評価を分子サイズの異なる2-プロパノールとシクロヘキサノールの光触媒酸化反応を使って行い、前者の光酸化は起こるが後者の酸化が進行しないことを見出した。この結果、この粘土薄膜で被覆、酸処理することにより、光触媒に分子篩機能を付与できた。

研究成果

• [雑誌論文] (2009)
  • 著者名/発表者名: A. Kamiouji, K. Hashimoto, H. Kominami, S. Ito
  • 雑誌名: Bull. Chem. Soc. Jpn. 82(4) ページ: 509-513
• [雑誌論文] (2008)
  • 著者名/発表者名: A. Kamiouji, K. Hashimoto, H. Kominami, S. Ito
  • 雑誌名: Ind. Eng. Chem. Res. 47 ページ: 1464
• [雑誌論文]
  • 著者名/発表者名: K. Hashimoto, K. Sumida, S. Kitano, K. Yamamoto, N. Kondo, Y. Kera, H. Kominami
  • 雑誌名: Catal. Today DOI:10.1016/j.cattod.2008.12.025
• [雑誌論文]
  • 著者名/発表者名: A. Kamiouji, K. Hashimoto, H. Kominami, S. Ito
  • 雑誌名: Topics Catal DOI 10.1007/sl1244-009-9238-9
• [学会発表] 芳香族ニトロ化合物の光触媒還元 : 水相-油相分離系の利用-光触媒- (2009)
  • 著者名/発表者名: 今村和也, 岩崎伸一, 前田剛志, 橋本圭司, 古南博
  • 学会等名: 日本化学会第89回春季年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-28
• [学会発表] Pd-Ag担持酸化チタン光触媒による水中窒素酸化物イオンの還元無害化-光触媒- (2009)
  • 著者名/発表者名: 月向仁志, 嶋田祐美子, 橋本圭司, 古南博
  • 学会等名: 日本化学会第89回春季年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] 可視光応答型光触媒Rh^<3+>/TiO_2による揮発性有機化合物の分解-光触媒- (2009)
  • 著者名/発表者名: 北野翔, 角田勝俊, 西村愛子, 橋本圭司, 古南博
  • 学会等名: 日本化学会第89回春季年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] 可視光応答酸化セリウム光触媒による有機化合物の完全無機化-光触媒- (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中淳,橋本圭司,古南博
  • 学会等名: 日本化学会第89回春季年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] 懸濁擬固定床光触媒反応器の設計と評価-光触媒- (2009)
  • 著者名/発表者名: 中野尚貴, 岩崎伸一, 橋本圭司, 古南博
  • 学会等名: 日本化学会第89回春季年会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 2009-03-27
• [学会発表] Photo-oxidation of NO over PtCl_<6-x>/TiO_2 and RhCl_3/TiO_2 under irradiation of visible light or UV (2008)
  • 著者名/発表者名: K. Hashimoto, K. Sumida, K. Yamamoto, N. Kondo, Y. Kera, H. Kominami
  • 学会等名: 5^<th> European Conference on Solar Chemistry & Photocatalysis : Enviro nme ntal Applications
  • 発表場所: Palermo,Italy
  • 年月日: 20081000