研究課題
基盤研究(C)
九州以南の南西諸島に分布するカンアオイ属植物の多様性とその分化の道筋を解明するために,形態比較や染色体の比較,分子系統解析を進めた.その結果,既存の分類群とは異なる新たな分類群が奄美大島に生育することを確認した.また,最も種分化の著しい奄美群島域では,形態的特徴や地理的分布パターンより少なくとも3系統の存在が想定され,その一つは島内で異所的に多様に分化した可能性が高い.しかし,今回着目したITS領域の分子系統解析結果からはこれを支持する成果を得ることができなかった.
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Bunrui 9(1)
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