新規ユビキチン類似タンパク質MNSFβによるアポトーシス調節機構の解明

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19570131
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 機能生物化学
• 研究機関: 島根大学
• 研究代表者: 中村 守彦 島根大学, 産学連携センター, 教授 (20155865)
• 研究協力者: 下崎 俊介 島根大学, プロジェクト研究推進機構, 研究員 (70432622)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: ユビキチン / アポトーシス / Bcl-G

研究概要

ユビキチン類似タンパク質MNSFβが細胞内でアポトーシス促進因子Bcl-Gと共有結合し、フラボノールの一種、ケルセチン (quercetin)がこの複合体形成を調節することを明らかにした。ケルセチンはアポトーシス誘導を制御することで知られるが、その機序にMNSFβ/Bcl-G複合体形成が関与していると考えられ、実際にsiRNAによるノックダウン実験でこれを証明した。

研究成果

• [雑誌論文] Bio-imaging of macrophage cell lines by nanoparticle ZnO-antibody conjugate (2009)
  • 著者名/発表者名: O Senthilkumar, Shunsuke Shimozaki, K.Senthilkumar, Hideo Akiyoshi,Morihiko Nakamura, Moriyuki Sato and Yasuhisa Fujita
  • 雑誌名: Physica. Status. Solidi. (in the press) ページ: 0
  • 査読あり
• [雑誌論文] Quercetin regulates the inhibitory effect of monoclonal non-specific suppressor factor beta on tumor necrosis factor-alpha production in LPS-stimulated macrophages (2008)
  • 著者名/発表者名: Morihiko Nakamura, Satomi Omura
  • 雑誌名: Biosci. Biotechnol. Biochem. 72 ページ: 1915-1920
  • 査読あり
• [雑誌論文] ZnO based nanomaterials for light emitting devices and bio-imaging applications (2007)
  • 著者名/発表者名: O. Senthil Kumar, K. Yamauchi, Y. Hanada,M. Miyamoto, M. Nakamura and Y. Fujita
  • 雑誌名: Japan Nano 1 ページ: 84-86
  • 査読あり
• [学会発表] Nanomedicine Research at Shimane University (2008)
  • 著者名/発表者名: Morihiko Nakamura
  • 学会等名: The 2^<nd> International Symposium on Nanomedicine
  • 発表場所: Matsue
  • 年月日: 2008-11-07
• [学会発表] Ubiquitin-like protein MNSFβ enhances LPS-induced apoptosis in macrophages (2007)
  • 著者名/発表者名: 中村守彦、小村里美
  • 学会等名: 第80回 日本生化学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2007-12-01
• [学会発表] Ubiquitin-like protein MNSFβ enhances nitric oxide-induced macrophage apoptosis (2007)
  • 著者名/発表者名: 中村守彦、小村里美
  • 学会等名: 第37回日本免疫学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2007-11-01
• [学会発表] 酸化亜鉛を活用したナノメディシン「ナノテク医工学の臨床応用拠点」 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中村守彦
  • 学会等名: 第1回国内ワークショップ
  • 発表場所: 出雲
  • 年月日: 2007-09-25
• [学会発表] ZnO nanoparticles for bio-imaging Applications (2007)
  • 著者名/発表者名: Senthil Kumar Obuliraj, Kazuki Yamauchi,Shigekazu Morito, Takuya Ohba, Moriyuki Sato, Morihiko Nakamura, Yasuhisa Fujita
  • 学会等名: 第5回 ナノ学会
  • 発表場所: 筑波
  • 年月日: 2007-05-01
• [備考] ホームページ
  • URL: http://www.med.shimane-u.ac.jp/CMRC/index2.htm
• [備考] ホームページ
  • URL: http://www.proken.shimane-u.ac.jp/
• [備考] 新聞報道「新しい蛍光剤酸化亜鉛ナノ粒子」日経新聞 社会32面平成20年11月20日朝日新聞 社会32面 平成20年11月19日毎日新聞 全国版2面 平成20年11月19日共同通信 平成20年11月19日読売新聞 全国版2面 平成20年11月16日
• [産業財産権] 蛍光標識材料および蛍光標識剤 (2008)
  • 発明者名: 佐藤守之、中村守彦
  • 権利者名: 島根大学長(本田雄一)
  • 産業財産権番号: 特許・特願2008-279248
  • 出願年月日: 2008-10-30
• [産業財産権] 蛍光標識剤および蛍光標識方法 (2007)
  • 発明者名: 藤田恭久、中村守彦
  • 権利者名: 島根大学長(本田雄一)
  • 産業財産権番号: 特許・PCT/JP2007/73114
  • 出願年月日: 2007-11-29