研究課題/領域番号 |
19570228
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
木村 賛 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80082105)
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研究分担者 |
小林 宏光 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (20225535)
垣花 渉 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60298180)
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キーワード | 個人追跡 / 加齢 / ロコモーション / QOL / ADL / 健康高齢者 |
研究概要 |
高齢社会に世界で最も早く進みつつある日本において、高齢者の健康福祉に寄与することを目的に、高齢者の歩行運動能力を個体ごとの追跡調査(縦断的調査)により調べ、その特徴を明らかにした。歩行運動能力は自立したQOLの基本要因である。 本年度は被験者として自宅在住の健康な高齢者27名(うち女性16名、男性11名)について夏と冬の2回、半年ごとに調べた。被験者には調査の目的を説明し同意を得ている。 調査項目は、身長、体重、体脂肪量、骨密度などの生体計測、握力、片足立ち時間、両足立ち重心動揺の生理機能計測、歩行時の体節運動、関節角度、重心位置加速度などの運動学・運動力学測定、生活習慣、主観的幸福度、ADLなどの問診と歩数計による日常歩数調査、である。 本年度の成果は以下の通りである。 1.本調査地における夏期と冬期の季節差による変動の実態を明らかにした。 2.性別、年齢別の特徴が明らかな項目を示した。 3.5年ないし6年継続した個人追跡から、加齢による変化を抽出した。一方で、訓練による機能維持とみられる点が見つけられ、高齢者の生活改善に示唆を与えるものである。 4.最終年度であるため、これまでの調査をまとめ、報告書を作成した。
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