研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、通年繁殖するチンパンジーとヒヒについて、メスの発情が同期/さけあっているかについて種内・種間で比較し、彼らの配偶様式と社会システムから人類の社会進化を検討することである。チンパンジーでも、ヒヒでも、メスたちは発情期間を避けあっていた。発情期間がさけあうと、発情メスあたりのオス数が多くなる。メスにとって発情をずらせて得られる適応度は、交尾頻度を増加して(1)出産率を高める、(2)父性を撹乱する、(3)精子競争を引き起こす、ことが考えられる。本研究では、モデルを作成してこれら3つの仮説を考察した。
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