研究概要 |
人里や農耕地を本来の生育地とする雑草が,人間生活の多様化,活動域の拡大や土地利用の増大にともない高山帯・亜高山帯にまで分布を拡大している。しかし,このような侵入雑草を減少あるいは抑制させる有効な対策のないのが現状である。そこで,白山をモデル地域として,高山に侵入した雑草による害を評価し,その予防について考察することを目的に,以下のように計画した。 (1)高山・亜高山帯における雑草害の評価 (1)侵入雑草と自生種との交雑の可能性と実態の解明および交雑が起こりうる条件の評価 (2)植生分布調査とGISを用いた侵入雑草の量的把握 (2)高山・亜高山帯に侵入した雑草の生活史特性の解明 (3)高山・亜高山帯への雑草の侵入経路の解明
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