研究課題
基盤研究(C)
世界の乾燥地では塩類集積が深刻な問題となっている.そのような地域でも降雨などにより,一時的に塩濃度が低下する時期がある.栽培期間の短いソバはこうした土地に適した作物であると考えられる.本研究では,普通ソバとダッタンソバを用いて耐塩性機構を調べ,普通ソバがダッタンソバに比べて耐塩性が強いのは,Naイオンの吸収・地上部への移行が小さく,排出が大きく,吸水能を維持して葉面成長を大きく減少させないためであると考えられた.
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日本作物学会紀事 78巻
ページ: 254-255