研究課題
基盤研究(C)
台風における耐倒伏性を高めるQTL(Lrt5)の持つ生理学的な機能の解明並びに染色体上領域の矮小化を目的として研究を行った。コシヒカリとカサラスのLrt5を有す染色体部分置換系統(S1)の比較から、Lrt5は止葉下第一葉の老化の遅延により炭水化物を蓄積させ茎の強度が高める。その結果、台風による倒伏の起因となる茎の折れ曲がりが発生せず、耐倒伏性を高めることを明らかにした。加えて表現型と遺伝子型の判別結果からLrt5の染色体上の領域を約4.6cMに絞り込んだ。
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Planta Vol.227
ページ: 601-609
日本作物学会紀事 Vol.76
ページ: 501-507
Plant Methods (in press)