センチニクバエに対する簡単な遺伝子導入法を検討し、エレクトロポレーション法により成虫の胸部背筋に一過的に遺伝子を導入することができた。 センチニクバエ固体において、外来遺伝子を強制発現させたのはこれが初めてである。 次に、卵胎生であるセンチニクバエの胚をメス体内から取り出してガラスキャピラリーを用いた微量注入法による遺伝子導入をココロみた。 当初、水のみの微量注入でも胚は発生しなかったが、条件検討を行ない胚が正常に発生する条件を設定することができた。 これまでに胚への遺伝子導入は実現していないが、今後更なる検討を行う予定である。
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