研究課題
基盤研究(C)
糸状菌Aspergillus nidulansの正常な形態形成と分化にはタンパク質ヘマンノースを転移する酵素Pmtが必須である。本研究では、糸状菌の3種のPmtが互いに異なる基質特異性を有し、分泌タンパク質を糖鎖修飾することで、細胞の正常性を保つ事を明らかにした。A. nidulansの菌体外や細胞壁においては野生株とPmt欠損株間ではタンパク質の存在プロファイルが異なっていた。これらにはPmtの基質タンパク質だけではなく、細胞状態の変化に伴う局在の変化、あるいは遺伝子発現の変化に起因するタンパク質も含まれいた。従ってPmt欠損によるタンパク質の構成や機能の変化によりPmt欠損株が異常形態を示すものと推考した。
すべて 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (14件)
J. Biotechnol Suppl. 1, page S339
ページ: 136
Biosci. Biotechnol. Biochem 71
ページ: 1415-1427
バイオサイエンスとインダストリー 65
ページ: 30-31