結晶セルロース(アビセル)および超耐熱性エンド型セルラーゼ酵素の調製申請者が開発した独自の物理化学的手法で、酵素反応に適した結晶セルロース(アビセル)の調製を行った。 超耐熱性βグルコシダーゼ酵素の調製P.horikoshiiのゲノム情報からβグルコシダーゼ酵素をコードすると思われる遺伝子をP.horikoshiiから探索する。目的遺伝子をPCR反応で増幅した後pETベクターに導入し、βグルコシダーゼ酵素の発現および調製・精製を行った。 超耐熱性エンド型セルラーゼ酵素の構造解析と改良超耐熱性エンド型セルラーゼ酵素の構造解析を行い本酵素の活性部位の構造を解明した。この構造解析研究から生成物阻害メカニズムを解明し、蛋白質工学的に生成物阻害が生じない酵素への改良を試みた。 超耐熱性エンド型セルラーゼ酵素およびβグルコシダーゼ酵素によるシナジー効果の検証前年度までに解析されたβグルコシダーゼ酵素と超耐熱性エンド型セルラーゼ酵素の組み合わせにより、最も反応効率(グルコース生成効率)が高い酵素反応条件の検討を行った。
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