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2008 年度 実績報告書

食事性高コレステロール血症ラットの遺伝的背景の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19580141
研究機関九州大学

研究代表者

佐藤 匡央  九州大学, 農学研究院, 准教授 (90294909)

キーワードExHCラット / 連鎖解析 / 食事性高コレステロール血症 / トリアシルグリセロール / SMEK2
研究概要

2002年にラットのゲノム全配列決定のプロジェクトにより発表されたマイクロサテライトマーカーを用いて、ラットゲノム全体を網羅的に解析する方法である、他系統との交雑により作出したF2世代を連鎖解析により、食事による血清コレステロール濃度を上昇させる領域として染色体5番および14番の領域に可能性があることが明らかになった。この解析の詳細では性により血清コレステロール値を決定している領域が分離しており、連鎖解析手法を用いた遺伝子同定結果においては非常にまれな結果であった。雄においての14番の領域にはRGD1309450_predictedの遺伝子のcording regiolliにmRNAが短くなる変異が存在し、この遺伝子はヒトおよびマウスで発現しているSMEK2(研究発表1)と相同性が高い。しかし、この遺伝子に関する報告は少なく、homologyの高いSMEK1はMEK\ERK系により制御され、肝臓トリアシルグリセロール量を調節していると報告されている(1.Tsai, J, et al2007MEK-ERK inhibition corrects the defect in VLDL assecmbly in HepG2 cells: Potential role of ERK in VLDL-apoB100
particle assembly Arterioscler Thromb Vasc Basc Biol. 27: 211-218, 2.Mendoza, M.C., et al. 2005, Loss of SMEI, a novel conserved protein
suppfesses mek1 null cell polarity, chemotaxis, and gene expression defects.Mol Cell Biol. 25: 7839-785)のみで、詳細な遺伝子の機能は不明である。さらに、雌において血清コレステロール量を制御する領域は染色体5番に存在し、ホモコンジェニック系統で、約55Mbpまでに限局化しているが、未だに遺伝子同定にはいたっていない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of SMEK2 as a candidate gene for regulation of responsiveness to dietary cholesterol in rats2009

    • 著者名/発表者名
      M. Asahina, W. Haruyama, Y. Ichida, M. Sakamoto, M. Sato, K. Imaizumi
    • 雑誌名

      Journal of Lipid Resarch 50

      ページ: 41-46

    • 査読あり
  • [学会発表] 連鎖解析による外因性高コレステロール血症ラツトの原因遺伝子の同定2008

    • 著者名/発表者名
      朝比奈誠, 佐藤匡央, 今泉勝己
    • 学会等名
      第40回日本動脈硬化学会総会・学術集会
    • 発表場所
      つくば市
    • 年月日
      2008-07-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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