遺伝子組換え樹木を作るための選抜マーカー遺伝子として利用するために、ポプラからUDP-N-acetylglucosamine : dolichyl-phosphate N-acetylglucosaminephosphotransferase (GPT)の遺伝子を単離し、DNA塩基配列を解読した。GPT遺伝子は、ポプラの根、茎、葉および芽で発現していた。ポプラのGPTを発現させた酵母はツニカマイシン耐性を示した。GPTを選抜マーカー遺伝子とする植物の遺伝子組換え用ベクターを作製し、ツニカマイシンを選抜薬剤としてポプラの遺伝子組換えを行った結果、GPTを大量に発現する遺伝子組換えポプラが得られた。
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