研究課題
基盤研究(C)
木質バイオマスの有効利用のためには、樹木が生産する二次木部の分化制御機構を十分に明らかにすることが不可欠である。本研究では、樹木の未成熟種子、針葉、葉柄、形成層等由来の培養細胞(カルス)から二次木部への高頻度直接導入系を検討した。培養細胞から管状要素が直接誘導され、二次壁の肥厚面積が大きく有縁壁孔を形成するなど、二次木部様細胞の管状要素が認められた。さらに、培養細胞の微小管の配向や局在を連続的に観察し、微小管が細胞壁成分の堆積位置の決定において重要な役割を担っていることを明らかにした。
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