研究課題
基盤研究(C)
高温高圧水蒸気を用いた, 木材の加工及びその基礎的研究がなされており, 含水率が異なると木材の物理的性質が大きく異なることがわかっている。しかし, 高温高圧にある水蒸気雰囲気下での含水率測定が困難であることから, これまで我々は測定雰囲気の相対湿度を含水率の目安として用いてきた。本研究では, 100℃超温度域で各相対湿度の水蒸気雰囲気下における木材の含水率を正確に求めるとともに, それを用いて100℃超温度域にある木材の幾つかの力学的性質に及ぼす水分の影響を明らかにした。