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2007 年度 実績報告書

CD4ファミリーマーカー解析による魚類Tリンパ球亜集団の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19580220
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

J・M Dijkstra  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助教 (10387681)

研究分担者 林 宣宏  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 准教授 (80267955)
中西 照幸  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (00322496)
橋本 敬一郎  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (70192268)
キーワード水産学 / 免疫学 / 遺伝子 / ゲノム / 生体分子
研究概要

魚類Tリンパ球亜集団の明確な区別を行うために、CD4ファミリーマーカーの解析が必須であるが、現在ギンブナCD4Lファミリー遺伝子群の遺伝学的知見を得るための研究が予定通り進行中である。データベース等を基に作成した様々なプライマーを用いたPCR法を駆使して、クローナルS3N系統のギンブナより、6種類の異なるCD4L-1遺伝子、2種類の異なるCD4L-3遺伝子、そしてLAG-3遺伝子を増幅することができ、それらの塩基配列を決定した。ゲノム中の遺伝子コピー数を検討するためのサザンブロット解析や、RT-PCR及びノザンブロット解析による遺伝子発現解析が進行中である。ギンブナCD4L-1に対しては、モノクローナル抗体を確立でき、ギンブナCD4L-3及びLAG-3に対しても現在進行中である。
また我々は、真骨魚類のインターロイキン4(IL-4)遺伝子座を詳細に解析し、論文を投稿した。IL-4の解明及び十分な理解は、将来ギンブナのT細胞をTh1とTh2のサブセットに区別する上で必要である。
さらに、哺乳類における報告を基にして、魚類CD4及びCD8分子の細胞質ドメインとLck分子との結合を、NMRを利用して解析する研究を開始した。この研究のための最初のモデル魚類として、ギンブナと比較してより多くの知見が蓄積しているニジマスを選んで、検討を進めている。またCD4と比較し、より明確な結果が期待できると予想されるCD8分子を用いて、最初の実験系の確立を目指して検討を開始した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A third lineage of major histocompatibility complex(MHC)class I inteleost fish; MHC class II-linkage and processed genes.2007

    • 著者名/発表者名
      Dijkstra, J. M.
    • 雑誌名

      Immunogenetics 59

      ページ: 305-321

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Genomic organization and expression of CD8alpha and CD8beta in fugu Takifugu rubripes.2007

    • 著者名/発表者名
      Suetake, H,
    • 雑誌名

      Fish Shellfish Immunol. 23

      ページ: 1107-1118

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Identification of additional quantitative trait loci(QTL)responsible for susceptibility to infectious pancreatic necrosis virus in rainbow trout.2007

    • 著者名/発表者名
      Ozaki, A.
    • 雑誌名

      Fish Pathology 42

      ページ: 131-140

    • 査読あり
  • [学会発表] Unique features of major histocompatibility complex(MHC)genes in fish.2007

    • 著者名/発表者名
      Dijkstra, J. M.
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-12-11

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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