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2009 年度 実績報告書

トラフグ属魚類のAFLP及びmtDNA解析による雑種判別手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19580229
研究機関独立行政法人水産大学校

研究代表者

酒井 治己  独立行政法人水産大学校, 生物生産学科, 教授 (80399659)

キーワードフグ目 / トラフグ属 / ミトコンドリアDNA / 種判別マーカー / 雑種 / AFLP解析
研究概要

トラフグ属について,昨年度に引き続き,AFLP解析により雑種解析を行なった(口頭発表2).その結果,各種は明瞭に識別できたが,解析にムシフグを加えたところ,本種とコモンフグとの遺伝的差異は,他種と比較して小さかった.解析したほとんどの個体(47個体)が雑種第一代であったが,一個体トラフグとマフグの戻し交配個体と考えられるものが出現した.一貫して種判別の可能なAFLPマーカーに基づき,種及び雑種判別システムを構築するため,それを特異的に増幅するプライマー開発に向けて研究を継続中である.ショウサイフグの繁殖と成長の記録を他のトラフグ属4種と比較した(口頭発表1).日本沿岸からタキフグTakifugu oblongusを初めて記録したので報告した(論文1).放流トラフグが産卵親魚となって回帰し自然繁殖に参加しているかどうかを継続的に調査し,放流種苗親魚,放流回帰魚,及び発生当歳魚間で家系分析を行なった.栽培漁業センター生まれの放流魚が確実に自然当歳魚生産に貢献していることが確かめられたが,学会発表等公表には至らなかった.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 日本沿岸から初めて記録されたタキフグTakifugu oblongus.2009

    • 著者名/発表者名
      酒井治己
    • 雑誌名

      水産大学校研究報告 58

      ページ: 43-44

    • 査読あり
  • [学会発表] ショウサイフグの初期発育とトラフグ属4種との比較.2010

    • 著者名/発表者名
      土井啓行
    • 学会等名
      平成22年度日本水産学会春季大会
    • 発表場所
      藤澤
    • 年月日
      2010-03-27
  • [学会発表] AFLP法に基づくトラフグ属魚類種判別マーカーの開発.2009

    • 著者名/発表者名
      善家裕太朗, 三好博之, 高橋洋, 酒井治己
    • 学会等名
      日本水産増殖学会第8回大会
    • 発表場所
      下関
    • 年月日
      20091000

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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