研究課題/領域番号 |
19580241
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
工藤 昭彦 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00073966)
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研究分担者 |
伊藤 房雄 東北大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (30221774)
斎藤 和佐 東北大学, 大学院・農学研究科, 助手 (90241554)
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キーワード | 農地制度改革 / 農地政策改革 / 農地保有合理化 / 農地の面的利用集積 |
研究概要 |
本年度の研究実績は下記の通りである。 1. 本年度は、宮城、秋田、岩手の4事例によりながら昨年度の調査結果を再確認するとともに、一括利用権設定による農地の面的集積とリンクした担い手形成の方向について明らかにした。 2. 第一に宮城県東松島市大塚集落の事例によりながら集落営農型担い手形成について分析した。 3. 第二に岩手県一関市平泉長島地区の事例によりながら、地域ぐるみ組織を仲介役とする多様な担い手形成について分析した。 4. 第三に秋田県秋田市下浜地区羽川集落の事例によりながら、認定農業者を中心とする農事組合法人の形成について分析した。 5. 第四に秋田県大仙市協和小種地区の事例によりながら、地域ぐるみ型農事組合法人の経営について分析した。 6. 以上を総括し、一括利用権設定による農地の面的集積とリンクした担い手形成の代表的な方向として、複合型アグリビジネス事業体が想定されるのではないかとの結論を得た。 以上の成果は専門雑誌『土地と農業』に掲載が決まり現在校正中である。
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