研究課題
基盤研究(C)
農作物の知的財産権を保護する重要な制度は、新品種保護制度と遺伝子特許制度である。本研究は、農業生産・研究開発・行政実務の実態を検討することにより、発達するバイオテクノロジーを背景とする新品種保護制度の運用の変化に伴い、両制度の技術的な重複が顕在化していること、この重複が農業生産者を、遺伝子技術を有する大企業に対して、不利な立場に追い込んでいることを示した。この知見は、技術の進歩が知的財産権をめぐる関係者の利害関係に影響を与えることを示唆している。
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International Journal of Technology Transfer and Commercialization Vol.9,No.1/2
ページ: 9-24
化学経済 54巻、13号
ページ: 13-20