本研究では、従来の"産地の農産物を売る"とう発想から、"農産物のある産地を売る"、すなわち、地域をマーケティングするという発想に転換し、農産物とツーリズムとの融合による中山間産地のブランド構築の方向性を検討した。具体的な農産物としては緑茶を取り上げた。 消費者に対する質問紙調査から得られたデータを分析した結果、緑茶とツーリズムを融合した茶産地ブランド構築の方向性を導出することができた。緑茶にかかわるツーリズムが定着すれば、産地ブランドのイメージ向上によって、中山間茶産地の活性化が期待できるであろう。
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