インドネシアにおける貧困を家計要因と地域要因とに分けると、次のような結果となった。世帯主の教育レベル別で見ると貧困世帯の86%は小学校卒以下に集中し、それを地域別に分けると農村で64%、都市では22%となる。次に世帯主の職業別に見ると貧困世帯の50%は農業セクター従事者である。それを地域別に分けると46%は農村で、残りの4%は都市である。この様な要因は、農村農業セクターに従事する世帯主の教育に対する所得効果が非常に低いためで、世帯主が小学校卒以下の場合、その世帯が貧困に陥る確率は非常に高くなる。
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