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2008 年度 実績報告書

穴播き式不耕起播種機の実用化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19580299
研究機関宮城大学

研究代表者

松森 一浩  宮城大学, 食産業学部, 教授 (00181793)

研究分担者 小黒 仁司  公立大学法人宮城大学, 食産業学部, 准教授 (70194529)
キーワード不耕起栽培 / 栽植様式 / ダイズ収量 / 雑草生育 / 播種機改良
研究概要

【ダイズ不耕起栽培試験】栽培試験当初は凸子を不耕起圃場に押付けて播種穴を穿ち、そこに播種する様式を取ったため、種子根の伸長が不十分で、成熟期に降雨が多かったため湿害を受けて、地上部の成長は低調だった。そのため、栽植様式による茎葉の相互遮蔽に顕著な差異がみられず、収量の差に反映されなかった。千鳥播きによる雑草抑制効果は認められなかつた。
【不耕起播種機の開発・改良】主要部の基本構造は、垂直に回転する円盤に放射状に取付けた筒状の播種穴形成部と、その先端に取付けた凸子を不耕起圃場に押付けて播種穴を穿った後、凸子が形成部から離れて、内部に留めていた種子をその播種穴に放出するものである。
不耕起圃場は表面硬度が高いと凸子が十分に刺さらなくて所定の播種穴深を確保できず、また覆土の確保も難しいため、播種穴形成予定線上の土壌表面を撹乱する目的でツースハローを装着した。…上記問題は解決したが、凸子を押付ける地点に土壌が散乱するため、種子放出で開いた形成部と凸子の間に土壌が詰まる事態が新たに生じた。…形成部と凸子を一体にして播種穴を穿つための専用装置とし、形成部の回転方向前方(進行方向後方)に種子放出用装置を新たに付ける改良を行い、上記問題を解決した。
不耕起播種機はこれまで、主要部を角軸と園芸施設用角軸受けでフレームに接続していたが、左右の振れが大きく、種子ホッパから主要部への種子受渡し精度を低下させる主因となっていた。主要部とフレームの接続を丸軸と丸軸受けに変更することで機体のシンプル化と、種子受渡し精度の向上を計った。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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