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2007 年度 実績報告書

農作物情報の体系的共有のための中央管理型P2P情報共有システム

研究課題

研究課題/領域番号 19580304
研究機関近畿大学

研究代表者

井口 信和  近畿大学, 理工学部, 准教授 (50351565)

研究分担者 内尾 文隆  和歌山大学, シスア情報学センター, 教授 (90185017)
元永 佳孝  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60334653)
キーワードP2P / 農業情報 / 情報共有 / 画像データ / 計測データ
研究概要

今年度は,環境計測機器であるフィールドサーバ(以下,FS)計測したセンサーデータをハイブリッド型P2P(Peer to Peer)プロトコルによる通信システム上で交換するための基盤部分を開発した.まず,FSが計測するデータに付与するXML規格を検討した.その結果に基づいて,P2Pを用いたデータ交換システムを設計した.このXML規格をセンサーデータのメタデータとする.次に、FSが計測したデータのメタデータを扱うインデックスサーバ(以下、IS)をJAVA,MySQLおよびJXTAによって実装し,データ交換を実現する基盤部分を開発した.P2PのプラットホームにはJXTAを用いた.JXTAは交換データをXMLメッセージとして扱う.したがって,今回設計したセンサーデータのXML規格は,そのままP2Pのメッセージとして交換させることが可能である.さらにFSのデータストレージとしてマイクロサーバを利用している事例が多いことに着目し,GUIを利用せずにデータ交換を可能とするマイクロサーバに適したP2Pノードも併せて開発した.
今年度の成果によって、ハイブリッド型P2Pによるデータ交換システムの基盤部分であるISを開発した.さらに,マイクロサーバ上で稼動するP2Pノードを開発した.これはコンソールによって操作するP2Pノードである.通常のP2PはGUIによって操作するが,今回開発したノードはコンソールによって操作可能である.このノードを用いることで,プログラムによるデータ交換等の自動化が可能となる.問題点として、マイクロサーバは一般的にCPUの能力が低いため、今回開発したノードでは処理時間が掛かることが挙げられる.
今後は,マイクロサーバに適した軽量なP2Pノードの開発と,これまでに開発したイメージブローカシステムとの連携実現するためのプロトコルゲートウェイ機能の開発を進める予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 環境計測ロボットのためのP2Pによるセンサデータブローカの開発2008

    • 著者名/発表者名
      松村 勇希
    • 学会等名
      電子情報通信学会関西支部学生会研究発表講演会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2008-03-07
  • [学会発表] Image Monitoring of Paddy Field using BIX Image Broker System2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshitaka Motonaga
    • 学会等名
      International Conference on Instrumentation, Control and Information Technology 2007
    • 発表場所
      香川大学
    • 年月日
      2007-09-18

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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