研究課題
基盤研究(C)
ヒトロタウイルスは5歳以下の乳幼児下痢症の主因である。ワクチン接種の対象が限られており(6-12週齢の乳児)、代替予防法の開発が望まれる。本研究は、牛乳タンパク質ラクトフォリン(LP)の強力な感染阻害活性を明確に示し、高い加熱耐性から、その活性が修飾糖鎖に起因することを示唆した。質量測定によってユニークなN型糖鎖構造を明らかにし、その部分構造が40%程度の感染阻害を示すことも明らかにした。また、LP含有牛乳画分の下痢症予防効果を乳飲みマウス感染モデルにおいて実証した。
すべて 2010 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件)
Biosci.Biotechnol.Biochem. 74
ページ: 447-450
Biosci.Biotechnol.Biochem.
ミルクサイエンス 56
ページ: 131-136