非ウィルス法による鳥類トランスジェニック作出は、成功率が極めて低い。よって本研究は、細胞質内精子顕微注射法(Intracytoplasmic Sperm Injection, ICSI)による遺伝子導入法を試みた。外来遺伝子としてGreen Fluorescent Protein(GFP)を単一射出精子とPLCzeta cRNAと同時に注入し、ウズラ胚にGFPを発現させるた。pCX-E GFPプラスミドとPLCzeta cRNAをウズラ未受精卵に同時に顕微注入し、24時間の体外培養(System Q1a)と48時間の追加体外培養の結果、外来遺伝子GFPを胚盤葉で発現していることが観察できた。
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