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2008 年度 実績報告書

メダカ初期胚におけるエストロゲン受容体によるレチノイン酸シグナルの調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 19580382
研究機関広島大学

研究代表者

山下 一郎  広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 教授 (20144884)

キーワードエストロゲン / レチノイン酸 / ダイオキシン / メダカ / 発生・分化
研究概要

1.Sense-ERαを一過的に導入した胚では、血管・後脳・体節形成が阻害され、それぞれの形成に関与するマーカー遺伝子(VEGFR1,RARα,Krox20,HoxA3A,及びmyoD)の発現も阻害された。
2.Antisense-ERαを一過的に導入した胚では、血管形成が阻害され、VEGFR1及びAHR1の発現が阻害された。
3.Antisense-AHR1を一過的に導入した胚では、血管形成が阻害され、VEGFR1の発現が阻害された。
4.エストロゲンとAHR1アゴニストを環境ホルモンレベルで同時投与すると、相乗的に骨形成が阻害された。
5.以上の結果より、ERα及びAHR1はメダカ初期胚の血管形成に必須であることが明らかとなった。また、エストロゲン様及びダイオキシン類の環境ホルモンによる複合汚染はヒトを含めた動物の発生に重大な障害を引き起こす可能性があることが示された。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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