研究課題
基盤研究(C)
脂質二重膜中の膜蛋白質はビーズに固定化することにより、安定性が劇的に向上するが、不溶性成分の共存によりNMRシグナルの広幅化・感度の低下が問題となっていた。そこで、マジック角回転(MAS)による高感度化・高分解能化を目指した。本研究では、高速MASに耐えることができ、広い固・液界面が確保可能な固定化担体を幅広く比較検討した結果、CM-シリカビーズを見出した。次に、ユビキチン(Ub)と酵母Ub水酸化酵素(YUH)の相互作用系において、YUHをCMシリカビーズに固定化し、不均一系超分子を模倣した系を作成した。このYUH固定化Zn-NTAシリカビーズを均一2H15N標識したUbの溶液に懸濁し、MAS 条件下で転移交差飽和法の測定を試みたところ、従来法では解析が困難であった固体と液体が共存した超分子系において、Ub 上のYUH 結合界面残基の同定に成功した。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 12件) 学会発表 (4件) 図書 (4件)
J Biomol NMR 42
ページ: 159-162
J Biol Chem 283
ページ: 33665-33673
Cancer Res. 68
ページ: 7191-7199
J Am Chem Soc. 130
ページ: 12168-12176
J Biol Chem. 282(42)
ページ: 30949-59
EMBO J 26
ページ: 4168-4176
Genes Dev. 21(23)
ページ: 3135-48
Acta Crystallogr D BiolCrystallogr 63
ページ: 221-229
Biochim Biophys Acta 1780(2)
ページ: 89-100
J Mol Biol 367
ページ: 133-147
JBiomol NMR 37
ページ: 179-185
BiomolecularNMR Assignments 1
ページ: 121-123
Biomolecular NMRAssignments 1
ページ: 125-127