研究課題
基盤研究(C)
シトクロムP450(CYP)は薬物を代謝する酵素として生体内で機能する。その一種、CYP3A4は、抗てんかん薬カルバマゼピン(CBZ)に対し、通常の水酸化反応ではなく、エポキシ化反応を触媒する。この理由を解明するため、理論計算により、反応機構および酵素-基質複合体の生体内条件下における時間変化を求めたところ、CYP3A4の反応活性部位構造と医薬分子立体構造の関係、および基質の被反応部位の酸化されやすさが薬物代謝に重要であることを示唆する結果が得られた
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Bioorganic & Medicinal Chemistry 16
ページ: 5134-5148